スカイマークがエアバスからの大型旅客機A380の購入をキャンセルするというニュースがでています。
昼頃にYahooニュースでみたときにはびっくりしました。職場のお昼休みにネットサーフィンをしていたときです。
ただ、しっかり状況を読むと、キャンセル通知がエアバス側からきたようですね。スカイマークの前払金が滞っていたのか、それともただスカイマークの業績悪化を懸念したのか、詳細は不明です。
また法外な額の違約金を請求されるとのことですが、そもそも契約にその点が含まれていたのかが西久保社長の質疑応答だと不明確です。
いずれにせよ、私が期待していたスカイマークの「A380を活用した国際線の参入」はかなり先延ばしになりそうなのが残念です。
しかし、まさか、自分が持っている株でこういうことが起こるというのは面白いですね。バフェットは投資負担が大きい航空産業には投資しないと本で読んだことがあるのですが、それを読む前に買ってしまっていたので。
今2014年3月期の決算短信を見直していたら、確かに「事業等のリスク」という箇所で言及していましたね。
以下引用です。
国際路線への事業展開のための航空機材導入について
当社は、平成27年3月期において海外主要路線での適正な運賃による国際線事業への参入を目指しており、当該路線にかかる航空機材として、エアバスA380型機の導入を計画しております。当社は、平成23年2月にAIRBUSS.A.S.との間で当該機材6機の購入契約を締結しており、平成26年10月から平成31年12月において段階的に導入を図る予定であります(6機の投資予定金額の総額は191,585百万円であります)。当該機材は、従来の航空機と比較して高額であり相当な資金負担が見込まれることから、当社の財政状態に重大な変動が生じた場合又は導入のための資金調達等に支障が生じた場合には、当該航空機の調達方法の変更、調達時期の遅延、調達機材の縮小等、事業計画の変更等を余儀なくされ、事業展開に影響を及ぼす可能性があります。
うーん、しかし、購入できなかった場合の違約金支払いのリスクには言及していないですね。
これって投資家への開示の義務をしっかり果たしたと言えるのでしょうか?まぁ、仮に書いてあったとしても、私が読んでいたかは別ですが。
また読んでいたとしてもそのリスクのために株を売却していたかは別ですが。
いずれにせよ、もう少し様子を見守ります。
3月末時点で手持ちの現金は70億円ですが、社長が言っている通り現状は借入金の枠を使っていないので、当面の運転資金の工面はなんとかなりそうです。
それでも本日29日で株価は前日比-38円(-13%)の250円に大幅下落しています。。。
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